こんにちは!
マエドンです!
前回の記事ではドレンボルトからのオイル漏れを修理しましたが、試運転をしているとドライブシャフト(フロントスプロケットが付いているシャフト)からのオイル漏れを発見してしまいました。
経年劣化で漏れてくる場合もありますが、エンジンオーバーホール時にシールの交換をしているので組み付けに問題があったようです。
またエンジンを降ろすのかと冷や汗が出ましたが、今回はなんとかエンジンを降ろさずに作業ができそうです。
オイル漏れ続きで心が折れそうですが、これもDIYの宿命です!
早速やってみましょう!
スプロケットを外す
問題のシールはフロントスプロケットの後ろに隠れていますので、スプロケットを外していきます。
ボルトを抜いてカバーを外します。
2本のボルトを外します。
ボルトを緩める際に力を入れすぎてバイクを倒さないように注意しましょう。
スプロケットを押さえつけているパーツ(ホールディングプレートというらしい)を矢印の方向に回し、写真では分かりづらいですがシャフトとプレートの凹凸がちょうど重ならないところがありますので、そのまま手前に引っ張って外します。
シール交換
問題のシールが出てきました。
こいつを引っ張り出すために穴を開けます。
このシールのすぐ後ろにはベアリングが隠れているので、貫通した際に勢い余ってベアリングに傷を付けないように力を掛けすぎずゆっくり穴を開けていきましょう。
ベアリングが破損してしまったらエンジン全バラしです。
手元にちょうどいいサイズのスプリングフックがあったので、開けた穴にフックを引っ掛けてシールを引っこ抜きます。
シール取り付け
取り外したシールは再利用できませんので新品と交換します。
シール 92049ー1257
ドライブシャフトの角でシールの内側に傷がつかないようにビニールテープを巻きます。
前回のエンジン組み立て時にこの作業を怠ったためオイル漏れが発生したようです。
ビニールテープにたっぷりグリスを塗り、新しいシールをゆっくり入れます。
専用工具が無かったためホームセンターで塩ビパイプを用意しました。
縁と並行かつ面が一緒になるまで少しづつ叩いて入れます。
奥まで入れすぎるとまた穴を開けて引っ張り出さないといけないので、慎重に入れていきましょう。
うまく入りましたのでビニールテープ、余分なグリスを拭き取って完成です。
ドライブシャフトからのオイル漏れは大体の場合、シールの経年劣化もしくは組み付けの内側の傷が原因です。
エンジン周辺のオイル漏れが発生する場所は数箇所あり、場所によってはエンジンを降ろさないと修理できない場合もあります。
小排気量のMTバイクでKDX125SRに限らず同じような構造の場合が多いので、是非他車種でも参考にしていただければと思います。
ほなまた!
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