こんにちは!
マエドンです!
今回は頻繁に交換するものではないですが、消耗品であるアクセルワイヤーを交換したいと思います!
今付いているワイヤーは不動車を手に入れた時から付いており、どのくらいの期間使っているのかわからず、ここ最近スロットルの戻りが悪くなってきたので交換に踏み切りました
アクセルワイヤーが古くなってしまうと、ワイヤーが切れて走行できなくなったり、固着してしまいスロットルが戻らず最悪の場合事故に繋がりますのでとても大事な部分です
KDX125SRのアクセルワイヤーは2股に分かれている特殊な形状をしており、汎用品では代用できません
KDXのような絶版車の場合は、純正部品があるうちに是非交換をおススメします!
早速やってみましょう!
アクセルワイヤーを取り外す
KDX125SRの場合、アクセルワイヤーでエンジンオイルの量も同時に調整をしています
1本のワイヤーが2本に分岐をするので取り回しについてもタンク、キャブを外さないといけません
まずはシュラウド、シートを外しましょう
キャブに繋がっているホースクリップを外します(写真のものは純正ではありません)
そのままタンクを下ろしてしまうとガソリンがダダ漏れになってしまいますのでコックを「OFF」にし、キャブに繋がっているホースを外します
ホースを外す際にコックからキャブまでのホースに残っているガソリンが溢れますので、ウェス等で吸い取ってください
タンク自体はボルト1本で止まっています
キャブを外すのにリアサスのリザーバタンクが邪魔になるのでこちらも外してしまいます
キャブの全身が見えました
アクセルワイヤーの繋がっているキャブのトップキャップを外します
スロットルバルブをアクセルワイヤーから外します
小さい部品が多いので無くさないように注意しましょう
傷も致命傷なのでバット等に入れて避けておいた方が良いです
トップキャップからアクセルワイヤーを外すために矢印のピンを抜きます
こちらも小さい部品で代替品はなかなか無いので無くさないよう注意してください
インシュレータ、エアクリのダクトを固定しているバンドのボルトを緩めます
ボルトを緩めたらキャブを引っ張り出しましょう
しばらくキャブを外していない場合なかなか硬いので、力任せに引っ張って怪我をしないように注意してください
エアクリ側から外すとやりやすいと思います
キャブを外すとオイルポンプとご対面です
矢印のナット(正規の位置は上側に来るようです)を緩めましょう
ナットを緩めオイルポンプを動かすワイヤーを外します
タイコが引っかかっているだけなのですぐ外れます
エンジン側ワイヤーの取り外し完了です
ワイヤーの分岐部分上部が特に折れグセが付いていますね
こういった折れグセが動きの悪さの原因になります
スロットルボックスのカバーを外します
スロットル上部のボルト2本を外し、蓋を外します
続いて下から覗いたところにスロットルボックスを固定しているボルトを外します
ボルトを外すとスロットルボックスが2つに割れますので、スロットルコーンからワイヤーのタイコを外します
ワイヤーのアジャスター部分を緩めてワイヤーを外します
これでアクセルワイヤーが外せました
外す逆の手順で取り付けていくので、取り回しはよく覚えておきましょう
取り回しはスロットルの重さにすごく影響します
アクセルワイヤー取り付け
新品のアクセルワイヤーを取り付けていきます
純正部品番号
54012-1402
完全にKDX125SR専用設計になっており、汎用品では対応できないので本当に純正部品が出るうちに購入しておくことをオススメします
付いていた物と比べると一目瞭然です
やっぱり新品がいいですね
取り外しと逆手順で取り付けるので、スロットル側へヘッドライトカウルとメーターの間にわワイヤーを通します
アジャスターを締め込みスロットルボックスに取り付けます
仮付けのため締め込み過ぎないようにしましょう
スロットルコーンにワイヤーのタイコを引っ掛けてセットを引っ掛けてセットします
ワイヤーをいつもお世話になっているシリコングリスでグリスアップしました
続いてエンジン側のオイルポンプにワイヤーを取り付けます
タンク下の取り回しはこうなっているので、参考にしてください
古いワイヤーは矢印のナットが下側に取り付けてありましたが、上部が正当なのでアジャスターを締め込んで固定します
こちらも後で調整するので仮止めです
オイル量を調整する部分にスロットルワイヤーのタイコを引っ掛けます
続いてキャブ側です
トップキャップ上のアジャスタをセットします
トップキャップアジャスター部分の固定ナットが無かったので注文しておきました
純正部品番号
92015-1772
アジャスターをピンで固定します
ニードルをセットしたスロットルバルブにタイコを引っ掛けます
コツさえ掴めば簡単です
キャブ側のワイヤーもセットできたので、オイルポンプ排出量を調整します
フルスロットルにした際にオイルポンプ本体とダイアルのマーク(矢印)が合うようにアジャスターとナットで調整してください
オイル量によってはエンジンが焼き付いたり、逆に多過ぎて走らない場合もあるのでとても大事な工程です
オイル量も決まったのでキャブを取り付けます
インシュレータ、エアクリダクトにシリコンスプレー等を軽く塗ると入れやすいです
インシュレータ、ダクトにひび割れがある場合は2次エアの原因になるので新品に交換しましょう
取り外しとは逆でエンジン側から入れるとやりやすいです
インシュレータ、ダクトのバンドのボルトを締め込んで固定してください
リアサスのリザーバタンクを戻して交換完了です
最後にスロットルの遊びを調整して終了です
交換して当たり前ですがスロットルの動きがかなりよくなりました
注油で動きが良くなるケースもいありますが、特にKDX125SRのアクセルワイヤーの構造が特殊なので、純正部品が出るうちに交換は済ませておいた方が良いと思います
また新品のワイヤーに注油する、しない論争がありますが僕は注油せずに組んでから必要あればする派です
ワイヤートラブルはガソリンを送れず走れなくなったり、一番怖いのはスロットルが戻らなくなってしまうことです
スロットルの戻りが悪いのは異常なので、取り回し、注油等早めにチェックするようにしましょう
ほなまた!
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