フロントフォーク オーバーホール① 分解編

KDX125SR

こんにちは!

マエドンです!

今回はKDX125SRの持病とも言われる、フロントフォークオイル漏れが激しいのでオーバーホールをしたいと思います!

中々重い腰が上がらず漏れたままで放置をしていたのですが、走行後にオイルがフロントフォークから滴り落ちる程までになっていましたのでオーバーホールを決意しました。

走行中にフォークを滴り落ちたオイルが、ブレーキローターにでも付くようなことがあればブレーキが効かず大変危険です!

フロントフォークのオーバーホールといえば、作業工程も多くバイクショップでも高額な工賃の部類に入るかと思うので、自分でするのはハードルが高いと思われがちです。

僕も学生の頃NSR50のフロントフォークで失敗した経験があり、ましてやKDX125SRは倒立フォークなので難易度が高そう!?

ネットで調べていると自分でやっている方もたくさんいらっしゃるので、やってみたいと思います!

早速やってみましょう!

スポンサーリンク

フロントフォークを外す

今回はメンテナンススタンドで車体を持ち上げての作業ですので、毎度のことながら持ち上げる前にトルクのかかる箇所を緩めておきましょう。

フロントアクスルナットと、

ブレーキキャリパーを止めているボルトも中々硬いです。

そんなに硬くなかたですが、ブレーキホースを留めているボルトも緩めました。

メンテナンススタンドで上げます。

メンテナンススタンドを外に放置してしまっていたので、動きが渋くなってしまいました。

グリスアップせな

アクスルシャフトを抜いてフロントホイールを外します。

フォークの内側汚ねぇな。

先ほど緩めておいたキャリパー、ホースのボルトを外します。

ホースは3箇所の爪で固定してあるので、取り付けかたを覚えておきましょう。

ヘッドライトも作業の邪魔なので外します。

ウィンカーも邪魔だったので外しました。

純正の方は必要あれば外しておきましょう。

フォークの底にシリンダを留めているボルトがあり、通常フロントフォークを降ろしてから外すのですが、フォークを降ろしてからだとフォークのアウターと共回りしてしまうので先に外してしまいます。

ボルトを抜くとオイルが飛び出てきますので、下にバット等を敷いてボルトを抜いて下さい。

反対側も同様にボルトを抜きます。

先ほどの写真でも分かるようにオイルの色がエライことになっていますね。

ワッシャーも必要あれば換えて下さい。

純正部品番号
44045051

トップボルトも先に緩めておきましょう。

トップブリッジ、ステムの固定ボルトを緩めます。

中々硬いので車体を倒さないように注意して下さい。

フロントフォークを下に抜きます。

錆で固着している場合は軽く叩いてみて下さい。

反対側も同様に抜きます。

無事にフロントフォークを降ろせました。

フロントフォークを抜いた際に前後の重量バランスが崩れて転倒しないよう慎重に抜きましょう。

スポンサーリンク

アウターの錆び取り

KDX125SRの純正フロントフォークのアウターは鉄製なので、とても重く錆びやすくなっています。

最近のバイクはアルミ製が当たり前なのですが、これも古いバイクのご愛嬌ですね。

ジフとタワシのコンビで、凸凹の部分の錆が綺麗に落ちました。

スコッチブライトでツルツルの部分を磨きます。

スコッチブライトはタンク等外装には向きませんが、足回りの錆落としには大活躍してくれますのでオススメです!

見違えるほど綺麗になりました。

鉄製なのでまた錆びてくると思うので何か対策せな

スポンサーリンク

フロントフォーク分解

トップボルトを緩めてフロントフォークの中身を出していきます。

内部のパーツはオイルまみれなので注意して下さい。

パーツ点数が多いため無くさないように注意しましょう。

いよいよフロントフォークのラスボス、オイルシールを外すためにダストシールを外します。

細めのマイナスドライバーでフォークに傷を付けないように外します。

ダストシールは簡単に外れました。

オイルシールの抜け止めの役割をしているクリップを外します。

こちらもマイナスドライバーでこじって取り出します。

こちらのクリップも消耗品なので傷んでいれば新品に交換しましょう。

純正部品番号
920331222

アウターからインナーを引き抜きます。

巷ではこちらをシコシコタイムと呼ぶそうです。

フロントフォークの勢いよく両端に引っ張ります。

3シコぐらいでスコンっと抜けました。

ラスボス(オイルシール)とご対面。

上から2つ目(茶色のリング)が固着して外れないという方もちらほらいらっしゃいましたが、簡単に外れました。

組み立ての際にシール、リング類の順番を間違えるとアウトなのでこの写真を参考にして下さい。

他のパーツも洗っておきましょう。

フォークの中のパーツは漏れなくオイルまみれなので必ず床を汚さないよう何か敷きましょう。

バスタオルでは無理でした。

反対側も同じ容量でばらし、フロントフォーク分解はこれで以上です。

僕自身倒立フォークをバラすのは初めてだったのですが、思っていたよりも単純な構造で良かったです。(他車種の場合どうかわかりません)

次回はオイル漏れの直接の原因であるオイルシールの交換、組み付けまでやりたいと思います!

ほなまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました