KDX125SR レストア② 点火系チェック

KDX125SR

こんにちは!

マエドンです!

前回の記事で各部チェックをした結果、火が飛ばないという大問題が発覚しました。

ガソリンエンジンたるものガソリンに火をつけることができないとエンジンが動きません。

今回は原因を突き止め、火が飛ぶところまで頑張りたいと思います。

それではやってみましょう!

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ハーネスの交換

いきなりですがメインハーネス交換しました。

前オーナーがオイルポンプ取り外し、直結、保安部品取り外し等、おそらくレースもしくは林道専用で使っていた様で、メインハーネスも多々加工が見受けられます。

KDXは現行のバイクよりも電装系のパーツも少なく、シンプルな仕様になってはいるのですが、原因追求の点検箇所を大幅に削減するためメインハーネスを交換する運びになりました。

とはいえ純正部品を調べてみてもメインハーネスは既に廃盤。

某オークションで仕入れました。

絶版車の宿命ですが中古品の数も少なく某オークションやフリマサイトで探すしかありません。

年式や実働等の文字を信じて買うしかないので、慎重に選びましょう。

外装を全て取り外して仮置きします。

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各部チェック

サービスマニュアルを用意していたのでテスターを使って標準値と比べていきます。

この激安テスター導電チェックなんかもできるので一台あれば便利です!

イグニッションコイルはセーフ。

続いてジェネレータを点検します。

6pinのこれなんですが、、、。

断線してました。

ユニバーサルホルダーを使ってフライホイールが回らないように固定し、真ん中のナットを外します。

ユニバーサルホルダーの写真を撮り忘れたので取り付けの所で載せます。

フライホイールプーラーを使って取り外します。

フライホイールは強力な磁石で引っ付いていますので、専用工具は無いと厳しいと思います。

大きめのモンキーレンチで固定し、十時部分を回すとフライホイールが押し出されて外れます。

僕が使っているのは6種類の様々なサイズに対応しているタイプなので、多車種をいじる際にも使えるのでこれを機に購入してもいいと思います。

僕は以前モンキー、カブに使っていました。

フライホイールを外すと中はかなり汚れていましたが、目視では断線を確認できませんでした。

ジェネレータのプレートのビスを外し、ジェネレータを外します。

このビスには強いトルクがかかっており、プラス溝をナメやすくなっていますので慎重に外しましょう。

この後ピックアップコイルも交換する事になるので、ビスを外して取り外します。

頻繁に外す部品では無いので、こういう機会に綺麗にしておきましょう。

ジェネレータも廃盤となっており、某オークションで状態が良さそうなものが出ていましたので仕入れました。

写真左側の上下が今回用意し物なのですが、フライホイール、ピックアップコイル、取り付けビスのセットでしたので、状態も良く中々良い物ではないかと思います。

逆の手順で取り付けます。

かなり綺麗になりました。

フライホイールを取り付ける際には先程のフライホイールプーラーは必要ありません。

フライホイールが回らないようにユニバーサルホルダーで固定し、真ん中のナットを仮締めします。

ユニバーサルホルダーはクラッチ取り外しやスクーターの駆動系メンテナンスにも幅広く使えるのでこれを機会に購入しておきましょう。

トルクレンチを使って規定のトルクで本締めしたら完成です。

ジェネレータカバーを取り付けるので普段は見えないですが、綺麗になると気持ちいいですね。

POSH製のスパークチェッカーを使用しました。

プラグキャップとプラグの間に挟み込み、正常に火が飛んでいれば赤いLEDが点滅し、簡単にチェックすることができるので重宝しています。

説明書にも書いてあるのですが、あくまで点火のチェックをするための商品ですので、取り付けながら走行はしないようにとのことです。

自信満々でキックを踏んだのですが一向に火が飛びません。

スパークチェッカーが壊れているのかと思い、正常なバイクで試しましたが壊れていませんでした。

絶望と共に他の原因を探っていきます。

テスター片手に格闘すること2時間。

もう一つの原因はイグナイターでした。

イグナイターももちろん廃盤ですので中古を探します。

イグナイターは中古でも数が少なく値段も高騰しています。

他のブログを見ていてもKDX125でイグナイターが壊れているケースをよく見かけますので、状態が良さそうな中古品が出ればストックしておいても良いかもしれないですね。

もし流用情報などお持ちの方は是非情報提供よろしくお願いいたします。

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始動チェック

これで無事火が飛びましたのでハーネスを整理し、外装をつけます。

部品数が少ないのですんなり納まりました。

ガソリンを流していよいよ始動チェック、、、。

ゴーっと轟音と共にエンジンがかかりました!

よっしゃ!

この瞬間は何回やっても感動するのですが、クランク辺りからのゴーっという轟音には冷めてしまいました。

クランクベアリングが間違いなく逝ってしまっていますね。

ケースを割るとなると林道デビューはまだまだ先になりそうですね。

次回はエンジンをオーバーホールしたいと思います。

ほなまた!

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