こんにちは!
マエドンです!
今回は巷でCT110の持病と言われているシフト不良の修理をしたいと思います!
エンジンは動くようになったものの走行をしてみるとシフトが全然スムーズに入らず、信号待ちでの再発進で後続車に迷惑をかける事態です
CT110で同じようなシフトチェンジ不良の記事を多く見かけますので、古い車両なのでなんとも言えませんがリコールレベルの欠陥なのかもしれません
もしかして自分のも?と思ってている方は大惨事になる前にチェックしてみてください
早速やってみましょう!
クラッチカバーを外す
作業の邪魔になる部品をどんどん外していきます
まずはエンジンガードを外すためフレーム上部の両サイド、エンジン下のボルトを外します
一本抜けていました失くなっていました
下方向に引っ張ると外れます
また戻す際にコツがいるのでボルト位置等は覚えておきましょう
エンジンオイルを抜きます
オイルの出が悪い場合はオイル注入口の蓋を緩めると勢いよく出てきます
クラッチカバーを外す際に残っているのオイルが出てくるので、できる限り出してしまいしょう
ブレーキスイッチ、ペダルのスプリングを外します
ブレーキスイッチもそろそろ限界ですね
ブレーキロッド、キックを外します
クラッチカバーを止めているボルトを外します
しばらく開けていないとボルトが固着している場合があるため、頭をナメないように注意してくだいさい
ボルトの位置をメモしておきます
ステップ、サイドスタンドも外さないといけないのですが、僕のCT110にはセンタースタンドが付いていないため壁に立て掛けました
壁、車体に傷が付かないように注意し、メンテナンススタンド、ジャッキ等で立てれる方はしっかり立ててください
ハンマーで後ろからコンコン叩きます
出しきれなかったオイルが溢れてくるので、床に何か敷いた方が良いです
ゆっくり引っ張ってカバーを外します
CT110のクラッチカバーは出っ張りが大きいように感じますが、構造は一般的なカブと同じですね
あまり開ける部分ではないのでこの機会に各部洗浄しましょう
クラッチを外す
レバーを外します
この辺の位置関係は元に戻す時にかなり重要ですので、参考にしてください
キャブのカブ系のエンジンにはオイルエレメントが無く、こちらの網でゴミをキャッチしています
クラッチカバーを外さないと触ることができない場所なので、この機会にキレイにしましょう
クラッチのカバーが止めてあるネジを外します
このネジがクセ者で大変ナメやすく、ナメてしまうと外すのがかなり大変なので注意してください
ユニバーサルホルダーでクラッチが回らないように固定をします
プラスドライバーで外せる場合もありますが、極力ショックドライバーを使いましょう
こちらもDIY整備にはマストアイテムです
緩める方向に設定をしてまっすぐハンマーで叩きます
外れました
カバー側のガスケットもキレイに除去しましょう
クラッチロックナットが緩まないように爪が引っかかっているので、小さめのマイナスドライバーで爪を起します
クラッチロックナットは特殊な形をしているので、専用のレンチを使用します
これがないとクラッチを外すことができないので、この機会に用意しましょう
ホンダの4mini系は大体これで行けます
中々硬く締めてあるので長めのハンドルに取り付けて回します
外れました
ナットの後ろに特殊なワッシャーがあるので、無くさないように注意しましょう
プライマリードリブンギアというかっこいい名前の大きいギアを外します
Cクリップで止まっているだけなので、外す時はマイナスドライバー等先の細いもので外せます
ここまで外せば作業オッケーできます
長期間放置車両の割に中身はキレイですね
シフト不良修理
いよいよ問題のシフト不良の原因ですが、やはりCT110の持病であるシフトを切り替えるプレートのボルトの緩みでした
ネットで調べているとシフト不良の大体の原因がこれで、放置して乗り続けるとボルトがエンジンの中で抜け落ちて大変なことになりますのでシフトがうまく入らない方は早めの点検をお勧めします
今回はせっかくここまでバラしたのでいくつか部品を交換しておきます
プレートを外して汚れを落とします
シフトドラムのストッパーアームを外します
先ほどのシフトプレートのボルト穴、ストッパーのボルト穴の油分や汚れを除去しておきましょう
ストッパーアーム、スプリング、ボルトを新品に交換します
純正部品番号
24430-459-950 ストッパーアーム
24435-051-000 スプリング
90023-041-010 ボルト
前オーナーがモンキー?別車種のアームを使用していたようです
これが問題無いのかは分かりませんが、CT110純正品を注文しておいてよかったです
スプリングをセットしてアームを取り付けます
指で押してみて動きを確認しましょう
シフトプレートも摩耗しているので交換します
純正部品番号
24425-350-020
ボルトが緩んで擦れたような傷がありますね
問題のボルトも念の為新品に交換します
純正部品番号
90071-171-010
ボルトにネジロック剤を塗ります
僕はあまり頻繁に使用しないので少量のものを購入しました
サービスマニュアルにもネジロック剤を塗る旨の記載があるようなので、緩みやすい箇所なのでしょう
シフトプレートを取り付け、ボルトを締め付ければ完成です!
CT110とこれからも長く付き合う上で、いつかは同じ症状が出る可能性があるのでその時は参考にしていただければとお思います
今回の記事はこれで終了で、次回はクラッチ交換、組み立てをしていきたいと思います
ほなまた!
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