こんにちは!
マエドンです!
今回はバイクメンテナンスの基本中の基本、ブレーキパッド交換をしていきたいと思います!
幸い現状でブレーキの固着はなく、フルードを交換し動作は確認できましたが、ブレーキパッドがひどく腐食しているため交換します。
今回は状態の悪いリアの交換になりますが、フロントキャリパーも基本的に構造は同じです!
ブレーキは命を守る一番重要な部品ですので、交換に自信がない方は無理をせずバイクショップに相談する等くれぐれも自己責任でお願いします。
早速やってみましょう!
リアブレーキを取り外す
リアブレーキは矢印の2本のボルトで止まっているのボルトを外します。
こちらのボルトは強いトルクで締まっており、固着している場合もありますのでボルト頭エオ潰さないように注意して下さい。
完全に腐食してますので外していきます!
頻繁に外すパーツでは無いので、普段手が届かない部分はワイヤーブラシ等で綺麗にしておきましょう。
ブレーキパッドは矢印の2本のピンで止まっているためピンを抜きます。
こちらのピンも頭を潰しやすいので注意しましょう。
パッドの動きに影響しますので、ピンはピカール等で磨いて表面を綺麗にしておきましょう。
ピストンを点検する
ディスクブレーキは油圧で押し出されたピストンでパッドを押し、ディスクを挟んで回転を止める構造になっており、このピストンがブレーキのタッチを左右する重要な部品となっています。
せっかくキャリパーを外したので、簡易オーバーホールをするためパッキンを注文しました。
パッキン(キャリパー奥側) 43049ー1060
パッキン(シャリパー手前側) 43049ー1061
ブレーキペダルを繰り返し踏み、ピストンを押し出しでピストンを抜きます。
この際ブレーキフルードが飛び出しますので、手袋や床が汚れても良い準備をしておきましょう。
肝心なパッキンを入れ替える工程の写真を撮るのを忘れていました。
次回オーバーホール時には必ずアップしたいと思います。
現状のピストンはまだ使えそうなので再利用し、全体の汚れを綺麗にしてグリスを塗って押し込みます。
固くて押し込めない場合は、C型クランプ(100均でも売っています)などで挟み込んで押し込みます。
リアブレーキ取り付け
続いてブレーキパッドを取り付けていくのですが、今回は僕自身も今まで多数使用してきたデイトナ赤パッドを使用したいと思います。
攻めの赤パッド!と僕の青春時代は呼ばれていたのですが、「ローター攻撃性 約79%ダウン」という表記があり、「らしくないやん!」「ローター攻撃してるってわかってたんかい!」という感情が湧いてきました。
制動性能も向上しているとのことで、キャリパー、ローター共に古いバイクなので制動性のアップも見込んでこれでいきたいと思います!
当たり前ですがめちゃくちゃ綺麗ですね。
新品のパッドを入れる際にはパッドの角をやすりで落とす「面取り」という作業が一般的です。
ブレーキの鳴きを軽減することができるのでパッドを入れる前にしておきましょう。
続いてパッドを入れます。
KDXに関しては2枚のパッドの形状が同一なので、入れる順番は決まっていません。
パッド上部の切り欠きにピンが通るようにパッドを入れ、ピンを差し込んで締め込んで完了です。
ブレーキローターを挟むように入れ、ボルトで固定すれば作業終了です。
新品のパッドは当たりが出るまでは制動力がまだ発揮できない場合がありますので、交換してしばらくはあまり飛ばさないようにしましょう。
ブレーキペダル・リターンスプリング
現状ブレーキペダルを踏み込んで元の位置に戻すためのリターンスプリングがついておらず、KDX125SRの純正部品を調べると廃盤になっていました。
無いと危険なので色々調べてみると、KX125用なら在庫がありブレーキペダルの形状も似ていたので一か八か注文してみました。
リターンスプリング 92144ー1752
結果ビンゴでした。
戻りも問題なくとても快適になりました!
オーバーホールすることで全然効かなかったブレーキを使えるようになりました!
冒頭でも書きましたがブレーキは命を守る一番重要な部品ですので、作業に不安のある方はバイクショップ等にメンテナンスを依頼し、自己責任で作業しましょう!
今回最後に交換をしたリターンスプリングがいい例ですが、純正部品の廃盤は絶版車両の宿命であり、今でも人気のある絶版車両であれば流用情報も出回っていますが、そうではない車両については情報がなく結局中古パーツを高価で購入しなければならないことも日常茶飯事です。
自分の好きなバイクを後の世代に残すということは、そのバイクに乗る者としての使命だと思っていますので、今後も流用できる部品は情報発信していきたいと思います。
少し熱くなってしまいましたがKDXのレストアも「走る」「止まる」の部分は一通り点検できました。
今後は実際に走ってみながら修繕箇所を書いていきたいと思います!
ほなまた!
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