こんにちは!
マエドンです!
今回は前回のマフラー交換に引き続き、インジェクター交換をしたいと思います!
DトラッカーXは排ガス規制の関係もあり、初期設定でかなり燃調が薄い設定がされています。
以前紹介したエアクリダクト(通称’豚鼻’)の交換や前回のマフラー効果をすると、かなり燃調が薄い症状が出てしまいます。
そこで燃調セッティングのひとつとして、インジェクター交換が定番となっています。
インジェクターという部品は分かりやすくいうと、エンジンにガソリンを送る装置となっています。
その装置のガソリンを送る量を増やす目的で、インジェクターを大きい(ガソリン噴射量の多い)物へ交換する作業になります。
インジェクターと聞くと、いかにも機械的な言葉でハードルがかなり高いですが、作業自体はそんなに難しく無いので是非参考にしていただければと思います。
それではやっていきましょう!
インジェクターを取り外す
インジェクターはガソリンタンクの下にありますので、シュラウド→サイドカバー→シート→タンクの順に外していきます。
シートの取り外しまでは他の記事で解説していますので、今回はタンクの取り外しから解説していきたいと思います。
両サイドのボルトを外します。
センターのボルトを外します。
今回の作業ではガソリンタンクを完全に下さずに、左側にずらせば作業が可能です。
ゆっくり少しタンクを持ち上げて左側にずらします。
黄色矢印がインジェクターを固定しているネジで、赤矢印がインジェクターに繋がっているガソリンホースを固定している部品です。
ガソリンホースから外していきましょう。
マイナスドライバーで赤い部品を、完全に外すのでは無く上方向にずらします。
赤い部品をずらすとガソリンホースを引き抜くことができます。
※ガソリンホースを引き抜いてもタンク内のガソリンが流れ出てくることはありません。
インジェクター内、ホース内の少量のガソリンが出てきますので注意しましょう。
続いてインジェクターを固定しているネジを緩めるのですが、通常のドライバーでは届かないので長めのドライバーで緩めます。
僕はアストロプロダクツ製のこちらのドライバーを使用しました。
少し見にくいですがドライバーをフレームの下を通してネジを緩めます。
プラスの部分が潰れやすくなっていますので、ネジをドライバーで押しながら回すイメージで慎重に緩めていきましょう。
ネジが外れるとインジェクター本体を引き抜くだけです。
今回使用するインジェクターについて
今回用意した部品は以下の通りです。
インジェクター スズキ純正部品 15710-21H10
インジェクター取付ねじ カワサキ純正部品 92172A-921720064
インジェクターのOリング前後 カワサキ純正部品 16073-0077、92055-0170
インジェクター交換ではBEET社製のボアアップ用インジェクターが定番ですが、こそのインジェクター自体も他車流用であるとの噂があったので、今回他車流用で探してみることにしました。
鬼のピンボケすみません。僕のカメラスキルではこれが限界でした。
今回使用したのは、スズキの名車「隼」の純正インジェクターです。
素人考えで申し訳ありませんが、DトラッカーXが単気筒250ccなのに対し、隼は4気筒1300ccなので、
1300cc÷4気筒=325cc/気筒
となり、325ccの排気量までカバーできるんじゃないかと思い採用しました。
インジェクター噴射部分の穴の数でいうと純正10穴に対し隼12穴で、BEET製インジェクターも12穴のようです。
左側が純正で右側が隼インジェクター。
サイズも形状も同じなので、Oリングを装着し取り付けをしていきたいと思います。
ガソリンホース差し込み部分を取り付けます。
プラスチックパーツですので折れないように慎重に取り付けましょう。
取り外しとは逆の手順で取り付けを行い、ガソリンタンク、外装を戻して作業完了です。
レビュー
インジェクターを交換し、燃調が薄い症状がかなり改善されました。
アフターファイヤー、信号待ちでのエンストが一切無くなり、大変満足しています。
高回転の伸び、パワーアップについてはあからさまな変化は見られませんでしたが、燃調マッピングの変更等で改善できるかと思います。
費用も社外製と比べて半分程度に抑えることができるので、ダクト、マフラー交換程度の軽い吸排気チューニングにはかなりお勧めです。
今後走行中何か不具合が生じた場合には、すぐに報告したいと思います。
ほなまた。
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