こんにちは!
マエドンです!
今回はCT110のタイヤ交換をしたいと思います!

タイヤはご覧の通り前オーナーがいつ交換したかわからないほど古く、溝はあるもののヒビや硬化がひどいので前後ともに新品に交換したいと思います!
早速やってみましょう!
ホイールを車体から外す

僕のCT110にはセンタースタンドが付いていないので(標準では付いています)、後輪をメンテナンススタンドで持ち上げます
モンキー系の大きくても12インチのホイール装着車で使用していたので、17インチのCT110には厳しいかと思いましたがギリギリで使用できました
後ろから取り付ける際に少しコツは入りますが地面から2cmほどは浮いているので問題ないでしょう
MOTOMOTO社製のメンテナンススタンドは丈夫でコスパが良いので、持っていない方は是非


エンジンの下に車用ジャッキを咬ましてフロントを上げます
アクスルシャフトを抜くとブレーキパネルと分離してホイールが外れます
※ジャッキアップすると車体が不安定なので、ジャッキアップ前にアクスルナットを少し緩めておきましょう
タイヤを交換する

以前より使用していたタイヤチェンジャーが作業台としてピッタリなので上に置きました
シャフト径は合わないですがビート落としはなんとかできました

ムシを抜いて空気を抜きます
こちらはムシドライバーが無いと厳しいですね

タイヤをホイールから外していきます
毎度お世話になっているこのタイヤレバーですが、先端の形状が薄く広い形状になっているので大変使いやすいです
グリップ部分も金属じゃないので冬でもバッチリですね
タイヤレバーで迷ったらこれで間違い無いです

タイヤの片面をリムから外したらチューブを抜きます
再利用できる場合もありますが、今回は錆、硬化が酷く、いつのチューブかもわからないので新品に交換したいと思います


チューブが抜けたらホイールをタイヤから取り出します
写真のようにタイヤレバーで押し出し、あとは体重をかけて取り外しましょう
くれぐれも怪我のないよう気を付けましょう

古いリムバンドを剥がします
こちらも原則再利用ですが劣化が激しいので交換です

今回使用するチューブ、リムバンド
リムバンドはこのサイズで良いですが、チューブは取り付けるタイヤサイズに合わせて選びましょう

ある程度汚れ、錆を落としてリムバンドを取り付けます
バルブ穴に合わせて取り付けましょう


今回使用するタイヤですが、IRC社製のGP-5というタイヤにしました
こちらは現行のハンターカブやクロスカブの純正に採用されており、パターンも少しオフロードっぽいゴツゴツ感が気に入りこれに決めました
フロント、リアともにサイズは80/90-17ですが、フロント、リアで逆パターンになっておりフロント用、リア用とあるので同じものを2本買わないように注意してください
サイズもピッタリですのでオススメです

こちらも毎度お世話になっているタイヤクリームです
よくバイク屋さんでみるタイヤクリームは大容量で、あまり頻繁に使わないのでこのサイズがちょうどいいですね
今回で4台目の交換ですがまだまだ残っています

ビートにタイヤクリームをたっぷり塗り、寝かせたホイールの上からタイヤを嵌め込みます
スルッと入りましたが、入らない方はタイヤレバーで入れてください


チューブに少し空気を入れてタイヤの中に入れていきます
バルブを先に装着してから周りを入れていきましょう

ビート部分にタイヤクリームをしっかり塗り、タイヤにバルブの場所のマークがついているので合わせます
タイヤを嵌めていく前にバルブからムシを抜いておくと、レバーでチューブに穴を開けにくくなるのでレバーを使用する前にムシを抜いておきましょう


タイヤレバーでタイヤを嵌めていきます
カブの様な細いタイヤはあまり力を入れなくても嵌りますので、入らない時は既に入っているところが突っ張っている場合がありますので、ゆっくり力を入れずに少しずつがコツです
力任せに嵌めるとパンクの原因になったり、ホイールがガリガリになります
フロントのタイヤ交換はとりあえず完了しました
ハブ、スポーク塗装


塗装の前に耐水ペーパーで錆を落とし、足付けをします
サビの程度にもよりますが僕の場合は400番でやりました
水を付けながら手の届くところはしっかり研いで、指で触ってツルツルになるまで根気よく頑張りましょう

中性洗剤で汚れ、油分を丁寧に落とします
台所用の中性洗剤で十分落ちました
水でしっかり泡を落として乾かします

マスキングテープでリム、タイヤ、中心のベアリング部分をしっかりマスキングします
新品のタイヤに塗料がつかないようにタイヤ全体を隠します


塗料はホルツ社製のホイールカラーのつや消しブラックです
缶に記載されている説明部分にもあるのですが、サフェーサー等の下地がいらず大変塗りやすいです
細かいパーツによく使用するのですが、ムラなく塗れて剥がれにくいので重宝しています
ただ耐油性がないのでタンク等への使用はオススメしません

3回塗り重ねていい感じになりました
塗料が乾くまではマスキングテープは剥がさないで下さい

ブレーキパネルもいい感じに濡れました
こちらも400番の耐水ペーパーで足付けをしただけで下地は塗っていません


塗装が完全に乾いたら組み立てていきましょう
ブレーキカムにシリコングリスを塗って入れます


写真ではわかりづらいですが、ブレーキカム側とアーム側の印を合わせてアームを取り付けます
ボルトでしっかり固定してください

ブレーキシューも新品に交換します
今回使用したブレーキシュー
前後で形状が違うので購入の際は注意してください


カムにグリスを塗りブレーキシューを取り付けます
中々強いバネが付いているので指を挟まないように注意しましょう

メーターギアを取り付けます
この部位にはたっぷりグリスが入っているので古いグリスを拭き取って新しいグリスをたっぷりいます


ブレーキパネルをホイールに嵌めて車体に取り付けます
ブレーキケーブル、メーターケーブルを取り付ければ完成です
タイヤ、ホイールも綺麗になったのでとても気持ちが良いです
カブ系のタイヤは細くタイヤレバーで十分交換が可能なので、車体を持ち上げれさえすればどなたでもできますので是非挑戦してみてください
とはいえタイヤは安全に走行するためとても重要な部分になるので、自信のない方は無理をせずバイクショップに依頼してください
次回はリアタイヤを交換します!
ほなまた!
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