KDX125SR レストア⑥ エンジン組み立て・積み込み その2

KDX125SR

こんにちは!

マエドンです!

前回の記事で腰下の組み立てまで完成しましたので、残る腰上の組み立て、積み込みをやっていきたいと思います。

いよいよエンジン完成間近!

早速やってみましょう!

スポンサーリンク

腰上の組み立て

ピストンを取り付けるためフライホイールを手で回し、上死点(コンロッドが一番高くなるところ)でユニバーサルホルダー等を使ってフライホイールを固定します。

エンジン内に部品が落ちてしまうと最悪の場合一からやり直す羽目になりますので、キッチンペーパーやウエスで穴を塞いでおきましょう。

ピストンには向きがありますので、間違えないように注意しましょう。

少し見づらいですが矢印方向が車両フロント側です。

組み立てとは逆の要領でピストンピンを取り付けます。

表面にグリスを少量塗っておくと入れやすいです。

ピストンクリップを取り付けます。

少しコツが入りますが、ラジオペンチで溝に仮置きして小さめのマイナスドライバーで押し込む感じです。

クリップはピストンの両端にありますので、反対側にも付いているか確認しましょう。

このクリップが一番エンジン内に落としいので十分に注意して下さい!

続いてシリンダーを組み立てます。

KIPSのバルブギアには向きがあり、左側は上部切り欠きとポンチマークを合わせ、右側のギア2つはポンチマークが向かい合うように取り付けます。

蓋にも向きがありますので注意しましょう。

シリンダー下にガスケットが来るように敷き、ピストンリングを取り付けてシリンダーに挿入します。

ピストンリングには上下があり、矢印の半円を切り欠きが避けるよう向きが正当です。

エンジンオイルをシリンダー内側に塗り、ピストンを挿入します。

ピストンリングをギリギリまで握りながら、シリンダー内部に傷が付かないように慎重に一本づつピストンリングを入れていきます。

どうしても入らない場合はピストンリングの向きや上下を間違えている可能性がありますので、無理に押し込まず確認しながら作業しましょう。

シリンダーを完全に下まで降ろし、腰下のスタッドボルトとナットでシリンダーを固定します。

エンジンらしくなってきました!

KIPSのアーム部分を取り付けます。

矢印のナットは逆ねじですので注意しましょう。

ヘッドガスケット、ヘッドカバーで蓋をしていよいよ完成です!

積み込み後は作業がしづらいので、インシュレータも取り付けておきました。

いよいよ積み込んでいきます!

積み込みも降ろす手順と逆の作業ですが、丸印のボルトがエンジン、スイングアームの両方を固定するボルトなので少し厄介です。

このボルトを完全に抜いてしまうとスイングアームが外れてしまいますので、スイングアーム取り付け部分の左側、面ギリギリのところまでボルトの頭をずらします。

車体を倒さないようにエンジンを載せます。

125ccといえどエンジンは重いので、無理せずに2人で積み込むことをお勧めします。

エンジンが載ればボルトで固定し作業終了です。

軽くキックでクランキングを確認しましたが、クランクベアリング交換前とは比べ物にならないぐらいスムーズに動きました。

まだこの段階では動作確認ができませんので、次回はキャブをオーバーホール、取り付けをしたいと思います。

ほなまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました